Coleman Vehicular model No.523
このストーブは GI Stove として有名な No.520 のダブルバーナーバージョンとして第2時大戦中に製造され、バーナーヘッドには520と共通のものが採用されている。本来はジープや戦車に搭載して、医療用のメディカルバーナーとして主に使用されたと言われ、10人分のCレーションを一度に温められる能力があると言われている。このストーブは本来コールマンによって設計されたようだが、実際には複数の会社が製造を行い、そのため幾つかのバリエーションが見られるようである。最も初期の1942年頃のものはコールマン製造のものが多いようだが、1944年頃になるとAGM (American Gas Machine)社製のものも登場する。基本的な構造は変らないのだが、バーナーの形やタンクの塗装色など細部に違いがあるようである。また1980年代初めには SMP (State Machine Produts) 社製のものも登場するが、こちらはフィラーキャップがタンク前面に付いており、全体的なデザインの変更が見られる。通常ストーブはステンレス製のフタを伴ったアルミ製のケースに収納されており、フタには US の文字とメディカルデパートメント(?)のマークが刻印されている。またストーブ本体に取りつけできるウィンドシールドも、スペアパーツなどと共にケース内に収められている。ケースやバーナー、スペアパーツケースのデザインには幾つかのバリエーションがあるので、523のデザインは520同様必ずしも固定的なものではない。