Coleman 536  M-1950

1950年ごろより製造されているコールマンの536です。ちなみに軍での呼称は M−1950 となっています。このストーブは520を大幅にリニューアルしたもので、全体的なデザインも520とはかなり異なっています。先ずスロットルバルブはニードルと連動しており、一つのノブでスロットルとニードルノブを兼用しています。ポンプはフィラーキャップと兼用で、スペアパーツはポンププランジャー内部の空洞に納められる形になりました。そして五徳の基部に設けられたパーツホルダーにも、スペアベーポライザーが収納されています。五徳は円状のバーナー上部にスライド回転するように収められ、開くとかなり大きなクッカーも支えることができます。バーナーは520よりも更に大型のものになり、出力も向上しました。もちろんノズル穴から噴出する燃料の量はニードルの上下で調節できるので、ガソリン以外にも多種類の燃料が使用可能です。またプレヒート用の受ザラには石綿の紐が収められ、ノズルから噴出させた燃料に直接火を付けてプレヒートできるようになっています。重量はタンクがアルミでできているため、520よりもずっと軽量化しています。このストーブは後に登場するピークワンの原型になったとも考えられ、ミリタリーストーブとしては一つの完成形に達していると思います。