No.2 Coleman 530 価格 \28,000

製造:1947年後期(7〜12月)   燃料:ガソリン  タンク容量:約450cc (1パイント)  燃焼時間:3〜3.5時間
重量:約1050g(ストーブ本体) 1450g(付属品含む)  サイズ:10cmΦ×21cm  最高出力:5000BTU/hour

第2時大戦の終了を受けて製造が開始されたコールマン530である。このストーブは”タコツボ”ストーブとして有名な520を民生用に転化させるべく改良を加えたものである。ミリタリーストーブである520は、あらゆるシチュエーションでの使用を可能とするために幾つかの特徴的な点を持っていた。例えばマルチフューエル仕様である点とか、寒冷地での使用を前提として装備された余熱ザラ、即修理可能とするためのスペアのパーツキットやベーポライザー、敵の目から炎を隠す目的のフレームシールド、タンク下に設けられた折畳式スタビライザーなどの存在である。またコストを少しでも安く上げるために、タンクも当初は錆びやすい鉄でできており、全体がグリーンのカモフラージュ塗装されていた。これに対し530はキャンプでの使用を前提に作られているので、タンクは腐食の少ない真鍮製で、タンクはグリーンのカモ簡易塗装ではなく輝かしいニッケルメッキである。またケースにも腐食防止のカドミウムメッキは施されておらず、スロットルノブやチョークバルブはより大型の使いやすいものに改良されている。そして付属品のレンチもパンハンドル兼用の大型のものになり、ヒーター兼用のプレヒーティングプレートとして、鉄製の丸い板が付け加えられた。基本的な構造は520とそれほど変わっていないのでベーポライザー自体はマルチフューエルに対応している筈だが、指定燃料はガソリンのみとなっている。余熱皿やスペアベーポライザーが付いていないことからして、やはりこのストーブはガソリン専用と考えるべきだろう。ストーブのコンデイションは小キズ等付いているが、付属品も当時の箱以外は全て揃っており、中々きれいな状態である。キャンプでの実使用のみならず、コレクション用としてもお勧めである。

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